究極の佐世保大縦走 愛宕山~赤崎岳~弓張岳~将冠岳~烏帽子岳~隠居岳~八天岳~国見山67km
佐世保市の地図を見ながらいつも思っていた事がある。相浦富士の愛宕山、赤崎富士の赤崎岳、弓張岳から但馬岳をへて将冠岳、佐世保富士の烏帽子岳から隠居岳、八天岳をへて佐世保最高峰の国見山までを、『佐世保の山は自宅が発着点!』の基本どおり、自宅を発着点とし一気に歩けないものだろうか?
この計画を実行するにあたり何分割かして踏査をしてきたつもりだが、一番迷いやすいのは山ではなく、繋ぎの部分の古い市街地を最短距離で通るため、入り組んだ路地であることが分かった。したがってこの部分は別に地図を準備することにした。
ルートは自宅~愛宕山~赤崎岳~弓張岳~但馬岳~但馬神社~将冠岳~烏帽子岳~隠居岳~八天岳~国見山~自宅の、10座67km 14時間の予定 いろいろ考えた結果、現時点ではこのルートしか考えられない!目指すルートはonly one
4:45 まだ暗い中ヘッドライトを点けて自宅を出発 中里町の平戸往還 愛宕山がシルエットで見える いきなりピンボケ まだ目が覚めてないのかなぁ?
5:32 静かな上相浦駅 始発は出たのかな?
5:36~5:39 相浦川の飛び石を渡る 滑って落ちないように注意
5:57 かんかん石 歳の数だけたたいて、いいことがありますように
5:59~6:04 愛宕山 ここまで1時間14分 国見山からのご来光を見る
遥か彼方に赤崎岳と九十九島
6:21 相浦川上を鯉のぼりが泳ぐ
7:02~7:12 鹿子前の西海パールシーリゾート パールクィーンと海王
7:17 鹿子前トンネル 通りたくないけどトンネル通過も最短距離のため
7:41 赤崎岳登山口
7:44 周辺が竹林のため登山道の真ん中にもタケノコが!
7:52~7:56 赤崎岳 ここまで16km 3時間07分
早朝の九十九島も美しい
8:42 一旦SSK付近まで降り、再び車道を登って地元の人に路地の道を聞きながら九州自然歩道の道標に出合う
8:49 扶老坂 九十九曲がりの急坂
8:55 お野立所
8:58 『嗚呼第四十八号潜水艦の碑』 大正13年3月9日 佐世保港外で演習中、軽巡洋艦『龍田』と衝突し沈没 乗員45人が生きながら閉じ込められ遺書を書き救助を待ったが全員が帰らぬ人となった
9:16~9:25 弓張岳 ここまで23.5km 4時間31分 佐世保港もよく見えている
まだまだ全然余裕だね
9:31~9:33 但馬岳(奥弓張とも言う) 愛宕山がよく見える
9:42 但馬神社 ある資料によるとこちらが本当の但馬岳らしい・・・
9:53 参道登山口 ここから将冠岳まで往復するのだが5時間歩いた足にはきつかった
10:08~10:13 将冠岳 ここまで27km 5時間23分
九十九島も遠くなってきた
10:51 春日神社 やはり横尾町の路地歩きは難しく、路地の入り口を見逃してしまいかなり遠回りをすることになってしまった 今度は佐世保の路地歩きでもやってみようかな?
11:37 国道を渡り山の田水源地の横を通り田代町から右折して佐世保市管理の林道に入る
11:49 烏帽子岳登山口の道標 ここからの登は7時間以上歩いた足にはかなりきつかった
12:20~12:22 烏帽子岳 ここまで37km 7時間35分 半分以上は来たようだが時間は光のような速さで流れていく
先着のご夫婦にシャッターを押してもらいました
12:34~12:40 風と星の広場 遠足に来たいた幼稚園児達が楽しそうだった
13:29 大山口越 日差しが強いうえに日陰が少ない車道歩きでかなり消耗
13:43~13:53 隠居岳 ここまで43km 8時間58分 今日初めて腰をおろすことにした 黒髪の山々もよく見える
14:20 宇土越をへて美しい郷美谷池 ここからオサイ峠を目指す
14:26~14:30 このルートで初めての沢で顔を洗ったら気持ちいいこと
14:38~14:45 オサイ峠のオサイ観音 休憩をとらなければ体が持たない 少しベンチに座ろう
15:10 八天岳 ここは休まずに通過
15:30 国見山分岐 往路は車道から行こう
15:49 国見山登山口 山頂まではあと少し 頑張ろう!
15:51~15:59 下山してくる年配の登山者と出会う 日宇から隠居岳、八天岳、国見山まで縦走してこられたそうです お歳は70歳を越えておられるそうで、話しているうちにほのぼのとした気持ちになりました。楽しいお話有難うございました
16:05~16:07 最後のピーク国見山 ここまで52km 11時間20分 ルートマップと一緒にパチリ
16:25 いつ通っても気持ちのいい登山道
16:27~16:30 栗の木峠 湧き水で顔を洗ってすっきり
黒髪山脈も間近に見える ここから自宅まで残り12kmあまり、2時間でいけるかな?
16:47 滝に遭遇 やっぱり涼しい
17:01 潜木町で国道498号線に出る ここから柚木まで約5kmの急な下り坂が続き足を痛めつける
17:20 迫力ある不動明王
18:32 出発から13時間47分 この足が最後まで頑張ってくれ無事に自宅に到着
今回の『佐世保大周回』は佐世保の山歩きの集大成!己の知力、体力、精神力の全てを動員して挑んだ。 これ以上のものは考えられない。体力の続く限り年に一度ぐらいは挑戦してみたいと思う。
しかし、これだけの距離、累積標高差を踏破したにもかかわらず、まったく達成感も喜びも感じなかった。それは将冠岳周辺の国土地理院地図には載っていない三つピーク。迷いながらパスした八天岳、走路から外れた朝ノ気岳、高筈岳を回避したからだろう。次回は、この三つのピークも含めたルートで挑戦したい。
あまりにも天気が良く、烏帽子岳から隠居岳までは車道を歩くため、日差しが強いうえに日陰も少なく汗の量も半端でななかった。烏帽子スポーツの里周辺の自動販売機で水分を補給ができなければ途中でリタイアしなければならなかっただろう。
給水した水分は、距離と時間が長かったために3.5リットルにもなった。失ったものは体重3キロと体脂肪率2.5パーセント減だった。
歩行距離 67km 累積標高 3900m 行動時間 13時間47分 歩行時間 12時間24分
今回外した三つのピーク(朝ノ気岳、高筈岳、八天岳)に石盛山と木場山、石岳を加え、更に難易度を上げたうえで、2013年2月23日(土) 『新!究極の佐世保大縦走 76km 16座踏破』を達成しました